2011年5月29日
2013年春に改築、再オープンするフェスティバルホール(大阪市北区中之島)の音響設計模型の見学会が28日、朝日新聞大阪本社で開かれた。定員の15倍の申し込みがあり、抽選で約60人が参加。音響実験に使われた実物の10分の1の模型を見学した。
旧ホールは1958年に開業した日本初の本格的音楽ホールで、その響きは指揮者カラヤンら名音楽家に愛された。新ホール(2700席)は建設が進む「中之島フェスティバルタワー」の2〜7階部分に入り、音響や内装は旧ホールの「伝統の継承と進化」を掲げてデザインされた。
模型は、コンピューターシミュレーションではとらえきれない反射音などを人間の耳で確かめ、響きを調整するために使われた。見学会では設計担当者の説明や、旧ホール50年間の歴史の紹介もあった。こけら落とし公演は13年4月の予定。
ジョーンズとの出会い、そして「太平洋序曲」のころを振り返りながら、ウエストエンド公演への抱負と作品への思いを聞いた。