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「これってデマ?」怪しい情報に出会ったときにやるべき4つのステップ
東日本大震災の発生当初、ツイッターなどで様々なデマが飛び交い、多くの人々を混乱させたことは、皆さんも記憶に新しいかと思います。また、先日米国によるオサマ・ビン・ラディン氏の殺害に際して、英語圏では、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア(Martin Luther King, Jr)のニセ引用文(英文記事)が次々とリツイートされたとか。
不幸なことながら、大きな災害や事件が起こるたびに、この種のデマが流布するのは、ままあること。そこで、無意識のうちにデマやニセ情報、都市伝説などの拡散に加担しないためにも、友人や家族に共有する前に、真偽について確認する習慣をつけることが重要です。こちらでは、そのための具体的な手順をご紹介しましょう。
1: 健全な程度に懐疑的になる
インターネットなどで読んだり、見たり、消費するものに対して、健全な程度に、懐疑的になりましょう。たとえば、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアのニセ引用文では、「I mourn the loss of thousands of precious lives, but I will not rejoice in the death of one, not even an enemy.(わたしは、かけがえのない数千の命が失われたことを悼む。しかし、たとえそれが敵であっても、たった一人の死にも喜んだりはしない。)」と綴られていました。
これに対して、米誌『The Atlantic』のライターMegan McArdle氏は、「妙に状況に合いすぎている。『数千』について、キングが話したことはあるだろうか? 喜ぶであろう敵の死とは何のことだろう?」と指摘しています。
このニセ引用文は、良心的な意見なので、特に受け入れられやすく、比較的、害のないものです。「無料iPadプレゼントに当選しました!」という標題のメールだったら、もっと警戒するでしょうが、いずれの例も懐疑的なネチズンにとっては「怪しい」と判断されるものです。
情報ソースについても考えるべきです。自分が知っている人、自分の信頼する人から送られてきたら、「その情報を信頼するかどうか?」、フィルターをかけるか、自分である程度確認すること。たとえば、彼氏のことを信頼していたとしても、彼がマーティン・ルーサー・キング・ジュニアについて、本当に何でも知っているのか? 考えてみてください。
このプロセスで、その情報を信頼するかどうか? が決まります。「信頼できない」のであれば、次のステップに進みます。
2. リサーチする
インターネットで答えを探す時のポイントは、信頼できる情報ソースを見つけ、使えるツールを賢く使いこなすことです。もちろん、インターネット以外のソースにあたることも可能ですが、無数にある情報から必要なものを見つけ出すのは難しいですし、時間がかかります。リサーチの目的はあくまでも、「その情報を他人に共有すべきかどうか?」を判断すること。論文を書くわけではないので、この目的を満たすための情報ソースで十分です。
Snopes
「Snopes」は、都市伝説や伝承、作り話、うわさ、ウソ情報のためのインターネット参照ソースです。1995年頃からあり、インターネット上の作り話や都市伝説の正体を暴露しようと、利用したことがある人もいるかもしれません。
Snopesの課題は、このツイッターのニセ引用文のように、リアルタイムのウソ情報には対応しきれていない点。ただし、これはあくまでも例外。アクティブな掲示板のおかげで、数日前のものであればカバーしており、信頼にたる情報ソースです。とはいえ、Snopesにそう書いてあるから、そうだろう」と判断するのは早計。「BreakTheChain.org」や「TruthOrFiction.com」といった、同様のウェブサイトでも確認してみましょう。
Google(その他、検索エンジン)
マーティン・ルーサー・キング・ジュニアのニセ引用文に対して、『PC World』のRobert Strohmeyer氏は、Googleの「期間指定」フィルタを使って、この引用文が、ビン・ラディン氏の死亡以前にインターネットにあったかどうかを確認したそう。
左サイドバーにある「期間を指定」をクリックし、任意の期間を設定するのが、一番カンタンな方法です。検索結果をみれば一目瞭然。この引用文は、ビン・ラディン氏の死亡以前には存在していませんでした。
そのほかの検索方法でも、確認は行えます。疑わしいトピックに関するいくつかのキーワードで検索するだけで、すぐに正体がわかることもありますし、関連ワードと一緒に「scam」というワードで検索すれば、十分なこともあります。
しかし、ライフハッカーアーカイブ記事「Googleで有用な検索結果は本当に得られるか? 米LH編集長が検証」でも検証したとおり、Googleが常に正しい答えを導いてくれるわけではありませんし、検索結果が信頼すべきかどうか判断しづらい、ニセのコンテンツでスパムされていることも時にはあります。元米Lifehackerのコピー編集者Dustin Luck氏は、作り話の正体ばらしオンラインサイトを集め、カスタム検索ツール「Debunkadunk」にまとめています。
「Snopes」のような信頼できるソース、Googleの検索スキル、そして、少々のクリティカルシンキング(批判的思考)を駆使し、見つけた情報を分析すれば、ほとんどの情報についての真偽が判断できます。
3. 送信しない
情報の正体がわかったら、あとはカンタン。ウソであれば、これを他人に送信したり、共有しないようにしましょう。
4. 情報の送り主を許す
これらのステップを経ることで、その情報を他人に共有する前に、その真偽について十分精査できます。見方を変えれば、この情報の送り主である友人や家族は、この時間を十分に取れなかっただけ、とも考えられます。
送り主を責めたり、彼(彼女)の失敗で優越感に浸るのではなく、許しましょう。ここで紹介した一連のプロセスをやさしく紹介し、検索のコツや健全な程度に懐疑的になることの必要性を説けば、彼らも情報の真偽を見極める意識や、スキルを身につけられるでしょう。
Photo by Steve Snodgrass.
怪しい話やマユツバなウワサがあるのは、リアルな世界もバーチャルな世界も同じ。過度に警戒したり、怖がったりする必要はありませんが、普段リアルで生活するのと同様、オンラインでも「情報を鵜呑みにしない」という心構えが、まずは大切なようですね。
Adam Pash(原文/訳:松岡由希子)
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