【課題】一時的にインキを貯溜する櫛溝と前後に連通するインキ溝と空気溝を有した万年筆用ペン芯において、インキ溝と空気溝を射出成形で形成しても、成形時の収縮等によりインキ溝と空気溝の形状の変形を受けない、安定したインキ流動面積が得られるペン芯を、また万年筆のインキ出性能が筆記時においても良好なペン先構造を提供する
【解決手段】ペン芯を、外芯と内芯とで構成される二重ペン芯構造とし、内芯4の一方の側面に、軸心方向に延び後端に開口した肉幅を薄くすることで形成したインキ溝8を設ける。他方の側面の後方に、後端に開口した肉幅を薄くすることで形成した空気溝10を設ける。先端部に、前記インキ溝8に連通したインキ溜部13を設ける。外芯2に形成した凹部3に前記内芯4をインキ溜部13を前方に配して装着する。 |