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震災後初、韓国から団体ツアー客到着 秋田空港

2011年5月29日

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ツアーの確認をする韓国人観光客(右)=秋田空港

 東日本大震災以降初の韓国人団体ツアー客が28日、秋田空港に到着した。韓国では、震災や原発事故で日本への渡航を見合わせる動きが広がっている。ソウル便の搭乗率低下に悩む県は、1人当たり1万5千円を補助。秋田を満喫する割安ツアーを韓国の旅行会社と企画した。

 来日したのは、韓国「ロッテ観光」のツアーに参加した旅行客20人。秋田県仙北市の田沢湖や角館、玉川温泉などを2泊3日で巡る。

 添乗員のリー・ヒョンシュクさんによると、韓国では震災以降、日本へのツアーのキャンセルが相次ぎ、募集も凍結された。リーさんは「韓国人も心配せずに秋田に旅行し、お金を使えば観光業への立派な支援になる」と話した。

 ツアー客の宿泊先となる「ホテルタザワ」(仙北市)の千葉久文さんは空港で出迎え、「震災で韓国人旅行客の姿は消えたが、安心・安全をPRしたい」と話した。

 県観光課によると、今月2日のソウル便再開以降、搭乗率は45%前後にとどまっている。県は今後も、韓国の大手旅行会社の社員を招くツアーなどを準備している。

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