地方検察控訴断念、無罪確定へ 静岡の同居男性殺人2011.2.16 19:25

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検察控訴断念、無罪確定へ 静岡の同居男性殺人

2011.2.16 19:25

 同居男性を殺害したとして殺人罪に問われた会社員、金原智恵美被告(43)の正当防衛を認め、無罪とした静岡地裁浜松支部の裁判員裁判判決に対し、地検浜松支部は16日、控訴を見送ると発表した。控訴期限が過ぎる17日午前0時に無罪が確定する。殺人事件をめぐる裁判員裁判の全面無罪判決が、検察側の控訴見送りで確定するのは初めて。検察は「控訴審で判決を覆すことは困難と判断した」としている。

 金原被告は平成21年12月11日頃、浜松市東区のマンションで、同居していた男性会社役員=当時(69)=の胸や顔などをナイフで刺し殺害したとして起訴された。地裁浜松支部は「男性がナイフで襲ってきたため、命の危険を感じたのは当然」と指摘し、正当防衛を認定して無罪を言い渡した。

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