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[28048] 「習作」魔法先生ネギま・頑張れ弟君!
Name: 燃えるハート様◆d0e917bd ID:0f2a7956
Date: 2011/05/29 00:52
それは運命だった


桜の花びらが降り散る…その場に彼女は居た



【頑張れ弟君・一話目「吸血鬼な彼女」】

何処か遠い場所…俺は有る人の背を見ていた。
大きい背中をそのある人は言う「俺に任せろ」と
顔はぼやけてよく見えない…けど何だが懐かしい感じがする。
一体貴方は誰…?

そんな意味の無い問いを返すが…意識は覚醒する

目が覚める…目の前は俺の知らない部屋だった。


「此処は、何処だ?」
昨日の記憶があいまいだ。

確か土曜日の夜…桜通りで…


「ようやくお目覚めか…クソガキ…」
すると部屋の入り口に金髪のゴスロリ幼女が行き成り現れる。

その少女を見て思い出す。


「あー!!あの時の化け物!!」

そうそうだよ昨日の記憶が、どうもあやふやだが、
確かこのちびっ子に突然襲われたのだ。

「朝から大声を出すな。神楽坂天馬
それと私はエヴァンジェリンA・Kマクダウェルだ!!」

名前長!!!


「えーと、桜通りの吸血鬼は、君でいいんだね?
ミス・エヴァンジェリン?」

そんな事を言っている場合ではない…
昨日の事が本当なら…
というか監禁されてるよね?
この状況…ヤバくない?

「…そうだ」



落ち付け…俺冷静に成るんだ…
先ず昨日の事をゆっくり思いだすんだ。








遡る事、数時間前…

一人の青年が夜道を歩く

オレンジ色の長髪、右目は水色左は青色と言う何とも珍しい
オッドアイと言う目を持っており…服装は茶色の学ラン
リュックを背負い手には長い棒状の袋を入れた物を持っている。

そして、袋を持っていない手で携帯で誰かと話しているようだ。

彼の名は神楽坂天馬、男子中等部三年生である。


「ふーんで、姉さんはちゃんとネギ君と上手くやってるの?」


「まぁぼちぼちね、アイツがベットに入ってこなければだけど…」

今現在彼の双子の姉、神楽坂明日菜の愚痴に付き合っている所だ。
最近と言っても去年の冬辺りから、この学園都市で噂に成っている
若干10歳の英語の子供先生が来てるようである。
最初に聞いた時は、エイプリルフールはまだ先だとか、
達の悪い冗談と思って気にしてなかったが、その噂の翌日。
姉から物凄い愚痴と赤裸々な恥ずかしい話を聞かされ
しかも、その子供先生は実在しなんとまぁー
その姉達の部屋に住む事に成ったらしい…。

其れを聞いた時…何秒か脳内が停止し、荒ぶる姉を携帯越しで落ち着かせ…
脳内で先生の寮の空きが無いのか、それとも子供だからなのかと
色々予測し、一応子供先生を放り出す事だけはしないようにと、
説得した事もあった。

その後も色々他数カ月今に至るまでイベントが続き
其れを聞かされる方も胃を痛めていたりする。



「姉さん、一応子供先生でも、先生は先生だから
余り困らせない様にね」

「困ってるのは私だっつーの!!」
其れを聞き内心笑いながら、話を進める。


「所でテン…あんた、桜咲さんとは何か進展したの?」
行き成り話が違う方向に、変わりその話の内容で
天馬はブッっと唾を吹く。
此処からは姉のターンで有る


補足しよう
神楽坂天馬は剣道部と古流剣術サークルに所属し、
事剣道においては天才の部類にはいる実力を秘めている。
初等部一年から始めてから、連戦連勝を誇り同じ年から年上の先輩でさえも
次々と倒しているのだ。


唯、中等部からとある子が入部してきたのを機に…
彼の無敗街道伝説が崩壊する。

そう同じ年の少女に成す術もなく、瞬殺…いや秒殺されたのだ。
それはあまりにも衝撃的だった。

勝ち続けたとはいえ慢心も油断も無かった。
でも、負けただが…負けた敗北感より…
違う感情が彼の心を埋め尽くした。

綺麗だ…目では解ってたが、
体が反応できない程の途轍もないスピードと
がら空きに成った所を叩きこむ為、其処に竹刀を振るうフォーム、
そして次に彼女が持っていたオーラ
ピーンとしたまるで、誰も寄せ付けない刀の様なオーラ。

其れを見て本当に綺麗だ…と天馬は思ってしまった。
そして姉より優れた脳内は、この感情をこう分析する。

「ああ、惚れたなこれ」

その日から桜咲刹那に一目惚れをしてしまったのだ。

因みに、彼女にふられた回数は今日で通算30を超える。
彼女と対戦した敗北回数は60


「ネバーギブアップ!」
そう叫ぶ天馬


「あー、はいはいまたふられたのね
テン、あんたのフットワークには恐れ入るわ」
この言葉だけで、解るのはさすが双子だと言っておこう

「悔しくないもん…俺は唯目の前にある、
大事な大事なアタックチャンスを逃してないもん!
姉さんの方こそタカミチ先生にアタックしてるのか!!」
若干涙目に成りながら、反論し反撃に出ようとする天馬。


「あー、あー、聞こえない!聞こえない!!(n・Α)」
この女とプツンするまで5秒前の所で、怒りを鎮める。


「まぁーいいわ、たまには土日の日でも良いから、
お昼一緒に食べましょうよ。
最近あんたの方忙しいみたいだし」

その話になると、少し頭を押さえる天馬

先も言った通り彼は部活とサークルの二つに所属し、
其れが終わった後は、この学園都市で営業している
超包子のウェイターとして、バイトをしているのだ。

「すいません、今度の土日に予定を開けさせておきます。
姉さん」

彼、天馬と彼の姉、明日菜には両親と呼べる人間が居ない。
気が付いたら麻帆良学園という、学園都市に住んでおり。
タカミチという男が保護者と成っているが、血の繋がりはない
唯一血が繋がっており、家族と呼べるのは双子の姉明日菜のみなのである。


「解ればよし、予定が決まったら連絡お願いねー
じゃ!」
そう言い切れる

ハァーとため息をつく天馬、彼女の保護者づらしてもやはり姉は姉…
何年たっても彼女には頭が上がらないと苦笑し、
男子寮に帰宅しようと、歩幅を速くしようとした矢先だった。

首筋がビリっとした、感覚と寒気が同時に起ったのである

「!」
気が着くと辺りは【桜通り】に、差し掛かっていた。

天馬は何も言わずリュックを下ろし
長細い棒状の袋から、木刀を二つ取り出す。


最近桜通りで多発している、通り魔通称「桜通りの吸血鬼」
と呼ばれる物が現れるらしい、真偽が如何か定かではないが
桜通りを通った人間を襲い、血を吸うと言う物だ。

そう言う噂を耳にした事を思い出す天馬


相手はその吸血鬼か?
いやその考えはよそう…
これは間違いなく獲物を捕食する殺気!
そう思った天馬は目を閉じ感覚を研ぎ澄ませる。

殺気の出所を探る…そして


「其処だ!」
そう叫び木刀を、殺気の出所の桜の木に全力で投げる。

手応えはあった、その証拠に桜の木に投げた木刀が落ちてこないし
当たった音もしないのだ。

だが次の瞬間飛んで行った木刀が、こっちに飛んで帰って来たのだ!
しかも投げた倍以上のスピードで

天馬は冷静に後方に避ける

ガン!!と言う、音共に飛んで帰って来た木刀は道路のコンクリートに突き刺さる

(ゴクリ)とその光景に息をのむ天馬
今のは少しでも判断が遅かったらどうなってた事か…


「フフフ、よく私が此処に居るのが解ったな…」

その桜の木から降りて来たのは…
吸血鬼でも…巨漢の大男でも無かった。

一言でいえば中世ヨーロッパ辺りに出てくる、悪い魔法使いである。


黒いとんがり帽子、ボロボロの黒くて巨大なローブ
そしてとんがり帽子で見える長い金髪の髪
容姿的とさっきの声的には小学六年の女の子?
と思われるが、さっきの木刀といい異常な殺気で
唯の女の子では無いと判断する。

「夜道でそんな格好で歩くなんて、趣味が悪いな…
ハロウィンも学園祭もまだまだ先だぜ?
通り魔さん?」
木刀を、その少女に構える


「ふふ、様式美と言う奴さ…この格好も案外捨てたもんではないし、
人様に言われて自分の好みを変えるのは、私の主義では無いんでな
男子中等部3-D出席番号9番、神楽坂天馬!」

「なっ!!」
自分の名前と学年オマケに出席番号を言われ
驚きを隠せない天馬。


「意外も意外、君みたいな子が僕のファンだったとは、
サインなら上げるから、見逃してくれるかな?」
直ぐに冷静に戻り、軽口口調を絶やさない
だが、彼女からの殺気と言うプレシャーがドンドン大きく成っていくのに
若干焦りと確信を感じる…この子強いと…


「フッ、ファンではないこと位、最初から気づいてるだろ?
用件は唯一つ!!貴様の血を…!」
相手が物を言いきる前に、駆けだす天馬

先手必勝!彼女に唯の剣道では勝てないのは解ってる。
なら、タカミチが護身用にと勧めてくれた古流剣術サークルで
会得した剣術でたおす!



「フン、たかがチャンバラ如きで、私に勝てるとでも?」
煩いなら目にも見せてやる
そう思いながら、今度は跳躍し斬りかかる


「甘い!」
そう言い通り魔の少女は後ろに飛ぶだが…

天馬は落下寸前で後ろ足を使い前足を蹴り、空中で加速すると言う荒業をしたのだ。

「な…なんだと!!」
思いっきり、しかも何の躊躇もなく
その加速した力で女の子の顔面に向けて木刀を振るい抜く


その顔面を右手ガードし左に飛ばされる、少女。


「まさか、何の力も使わず純粋な縮地…しかも
この時代で変型縮地の【虚蹴跳】を見られるとはな…
驚いたぞガキ…
だが次は無いぞ!!」

そう今のは、虚蹴跳と呼ばれる変型縮地である。

それに此れで倒す算段だったが…
まぁいいここから本当の【守る為の殺し合いの剣術】を見せる

木刀を地面下に向け、肩や腰をやや中腰の体制に入る


「おいおい、嘘だろ…まさか…それは」


「大亀流剣術五剣・雷電ノ型…第一式…」
そう呟いた天馬…一気にその体制で間合いに侵入する。


「く!」
右に避けようとするのを見て、

右に待ち伏せしていた一刀を与え、更に素早く左へと二撃目の追い打ちを掛け

最後の三撃目で腹部に止めを指す。
止めと言っても木刀なので、如何あがいても殺すことはできない
それに殺す気はさらさらない。


「!」
だが腹部に当たった瞬間奇妙な感覚を覚える。
腹に当たる前に、物凄い固い物に当たりダメージが入らなかったのである。


「何百年ぶりか…江戸が終わり廃れたと、思っていた
【大亀流剣術】が…未だに残っていようとは…
それにな…お前を舐めてた事を謝ろう。
私に魔法障壁を使わせた褒美だ…
全力で貴様を捻りつぶすクソガキ!!
今まで溜めた魔力も使ってもな!!」

何らかしらの力の暴風を感じる。

もう既に自分が築き上げた日常は崩壊寸前である。

「くっ!」
汗がどっと噴き上がる…

逃げたい…だがもし後ろを見せたら、間違いなくやられる…
そう思いより一層集中を増す


「はぁ!」

また跳躍し虚蹴跳を使う、その瞬間の移動中木刀を片手に持ち
上から振り上げる動作をする寸前開いた手を持っている方の
手にぶつけ鞭のようにしならせ、振り下ろす。

虚蹴跳使った後の落ちる体重をも掛け威力は倍増する

だが…

「な!!」
少女に当たる寸前にバキっと木刀は砕け散る。


「ほう、今のは焔燃ノ型のたしか…一式・火柱だったか?
大亀流剣術で、鉄をも寸断させる破壊力重視の型…それが焔燃(かぐつち)
今の動作といい、相手が普通の人間だったら今のでお終いだが…
この私は普通ではない!!
次は私から行くぞ!!」
そう言った瞬間、彼女の目の前に奇妙な丸い円
その円中央に六芒星や色々な…恐らく何らかしらの力の行使を、
行う為の術式の絵が浮かび上がる
これは恐らく世間一般的に言う所そしてオカルト用語で【魔法陣】と
呼ばれる物のはずだと、天馬は判断する。



「リク・ラク・ラ・ラック・ライラック!
氷の精霊17頭、集いきりて敵を切り裂け!
魔法の射手、連弾・氷の17矢!」
そして彼女の周りから十七の氷の矢が、
一斉に天馬に襲いかかってくる。



「ちぃいいい!!」
その氷の矢を、天馬の驚異的な身体能力で後方に避け続ける。

但し、桜通りの吸血鬼と思われる少女から、
目をはなさないようにしながら…


そして有る場所の近くまで来た瞬間、
バク転し有る物を手に取る。


それは最初に投げ突き刺さった木刀である。


天馬――――

さて、獲物が元に戻ったが如何する?

相手は正真正銘の化け物だと言う事が今の攻撃で解った…
相手の動作は、速くはないが遅くもない
俺の身体でも普通に捉えれるレベルだ
今さっきの魔法みたいな攻撃も見切れる範囲だ。

だが、脅威なのはあの見えないバリアだ。

剣術サークルで習った。
大亀流剣術五剣の、【焔燃ノ型・第一式・火柱】が効かなかった…と言うより、
木刀がバリアの強度で耐えらなかった…。
恐らく真剣ならいけるが…今は持っていない!

「ちっ!くそが!」
最悪な状況下で舌打ちをし悪態をつく自分、
詰んでいる、今自分の中に持っている手札では、
あの攻撃を掻い潜っても、肝心の本体を倒す術を持っていない。
攻撃を与える前に全部、あの見えないバリアで防がれるのだ。

第一式を超える、焔燃ノ型・第二式を使っても結果は変わらない筈だ。
威力があっても得物が耐えられないのだ、そんな物意味が無い

それに、一番の火力がある焔燃ノ型が駄目だったのだ。
他の五剣では突破はほぼ無理、そもそも大亀流剣術は元来人殺しの剣術
こんなインチキな化け物相手に想定した、技などはなから無い。
それに、百歩譲ってバリアを突破しても
あの魔法の様な物があれだけじゃない筈だ…。

近距離であれより威力が、
ある物を喰らえば俺の身体スペック的にアウトだ

「ふふ、思ってたより、頭は悪くないみたいだな?
中々懐かしい物を見れたし、油断はして居たとはいえ
私に連撃を与えた事、所見で魔法の射手を避けた事を褒めてやる」

今からでも命乞いするべきか?
それとも逃げるか?
駄目だ駄目だ!!

そんな物観測的希望だ、あんな得体のしれない奴に命乞いするのは
自殺するのと、一緒だ!

なら、二番目の逃走か?
だけど俺の記憶が但しければこの辺りは夜、人が少ない学校付近だ。
人が多い繁華街や、寮までは数キロ先だ。
其処まで逃げ切れば俺の勝ちだが…
恐らく逃げ切れるのは無理だ。

八方塞も良い所じゃないか!

「はっ、ふぅー」
どくどくな深呼吸をし、目つきが変わり
纏っている雰囲気が、がらりと変わる天馬。

その目は覚悟を決めた目である。


腹は決まった、一か八かこの技に掛ける。



「ほう、頭は良いが諦めが悪いみたいだな、クソガキ。
お前ほどなら今の数手で、自分がおかれた状況と実力も解った筈だが?」

そう挑発する金髪の少女。

それを聞いた天馬は笑い木刀を少女の方向に突き付ける。

「悪いね、座右の銘が七転び八起き、
好きな言葉がネバーギブアップなんでね。
頭で解ってても、成功するまでしないと気が済まない達でね!
それにこっちとら手の掛る姉もいるんだ。
シスコンの俺としては、そんな姉を放って負けるわけにいかない!
悪いけど越えさせて貰う化け物!」

最後を言葉を言うのが早く、駆けだす天馬



「その意気はよし!なら超えて見せろ人間!」
また一度、少女の前に魔法陣が展開される。

最初の一撃目、確か魔法の射手と言う物は、
呪文の詠唱と発動までに感覚的だが12秒のタイムラグがある。

その12秒以内にできるだけ、距離を詰める。


「リク・ラク・ラ・ラック・ライラック!
氷の精霊34頭、集いきりて敵を切り裂け!
魔法の射手・連弾・氷の34矢!喰らえクソガキ!!」

さっきの2倍の数で放たれる、氷の矢その数34本

その全てが天馬を襲う為飛んでくる。







それを、紙一重で避け続け歩みを止めない、前進し続ける。


「大亀流剣術五剣・焔燃ノ型第二式!!」
木刀を持つ手を首にまけつける様な体制をとり、
後の一本の手を持ち手の内側に交差させる。
独特な体制に入り、そして更に虚蹴跳を使い
懐に一気に飛ぶ。


「紅蓮旋!!」
地面に足が着地した瞬間、思いっきり横薙ぎをかます天馬。


大亀流剣術五剣焔燃ノ型第二式・紅蓮旋
基本的な原理は一式と同様だが、横方向へ薙ぎ払うように振り抜くのが最大の違い。
間合いに入った数人を一度に両断するほどの威力を誇るが、
刀の制御の困難さと損傷の危険性から、超人的な身体操作能力が必要とされる。

俺でも使うのをためらうほど、危ない技だが…
最初から得物を壊れるのを想定しているなら話は別である。


「フン効かぬわ!!
何!?」
計算通り見えないバリアの強度と、
紅蓮旋の威力が合い余って二本目の木刀はバラバラに砕け散る。
が、本命は別にある…。



紅蓮旋を使い砕けた木刀…だが、天馬は止まらなかった
木刀が砕けた事によりすり抜け、余った紅蓮旋のパワーを
そのまま体の回転の力に変え、横に体を回転させる天馬


つま先から手首に至る全身の回旋運動を切っ先に集中させ、
捻じ込むように穿つ必殺の突きにして大亀流剣術の中で唯一無刀で放てる技



「無刀・虎穿(コセン)!!」
そして、腕を化け物にねじ込む

紅蓮旋同様当たる前に、見えない壁にぶち当たる。
だが、幾ら強度のあるバリアだろうが…
紅蓮旋を喰らい、その紅蓮旋の力で威力の底上げをした
無刀・虎穿を放ったのだ。
此処までの御膳立てをしたのだ。
此処で決めさせて貰う!


放ち続けてる前方、恐らく見えないバリアの方からバキバキと
言う音が聞こえる、よし行けると思った矢先。

「ぐっ!」
今度は虎穿を放ち続けてる右腕から、
ビキビキと音と共に激痛が走る。


「フははは、少し驚いたが所詮気も魔力もない。
唯の人間!それが限界だ!
此れで終わりだ人間!!」



「煩い!黙れ!!」

諦めれるか!まだやりたい事は沢山ある。
好きなあの子に、成功するまで何回でも告白しないと行けない!
剣道も剣術ももっと極めたい。

友達ともっと遊びたい…
それに、俺が此処で居なくなったら、あいつが…
明日菜が一人ぼっちになる!

「それだけは、させるか!!」
そう叫んだ瞬間、天馬の右腕が白く発光し、
目の前の魔法陣で描かれた壁は砕け散る。


「なん…だと!?」

驚愕する化け物の少女。


そして力尽き倒れる天馬。

この出会いは、
その後彼に大きく影響する事はまだ天馬も…
桜通りの吸血鬼であるエヴァンジェリンも知らない。





後書き―――
ハハハ、初っ端からクライマックス&やっちまった感・大。
ご都合主義もいい加減にしろよ!のレベルですいません。

刹那好きーと我間乱すきが合わさって、こうなった…
如何してこうなったww


さてこの物語は神楽坂明日菜の双子の弟、
神楽坂天馬と言うオリジナル主人公略してオリ主の物語。

明日菜のあの魔法無効化の能力はありません。
此れと言ってチートな特殊能力も持っていません
スペックはチート級、この第一話の戦闘気も魔力も使っていませんので
そのスぺックたるや押して測るべし。

後、虚蹴跳をネタ技じゃないんだからね!

さて一応続けますけどいいですよね?


感想もらえたら嬉しいです。


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