特急脱線火災 車両を運び出す
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特急脱線火災 車両を運び出す

5月29日 14時40分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

27日、北海道占冠村のJR石勝線で、特急列車が脱線して火災が発生し、乗客ら39人がやけどをするなどした事故で、JR北海道は29日午後、特急列車を事故が起きたトンネルから外に運び出しました。警察と国の運輸安全委員会は、引き続き現場検証を行うとともに、乗務員から話を聞いて当時の状況を調べています。

27日、北海道占冠村のJR石勝線で、釧路発札幌行きの特急「スーパーおおぞら14号」が脱線してトンネルの中で動けなくなったあと、火災が発生し、乗客ら39人がやけどをしたり煙を吸い込んだりして病院に運ばれました。JR北海道は28日夜から脱線した後ろから2両目の車両をレールに戻すなどの作業を行い、29日午後1時半ごろ、特急列車は機関車にけん引されてトンネルから外に運び出されました。6両編成の列車はすべて焼け焦げていて、どの車両も窓ガラスはなく、火災の熱で車体が大きくゆがんでいました。一方、国の運輸安全委員会は、3人の調査官が28日に続いて事故現場を調べているほか、特急列車の運転士と車掌から話を聞いて当時の状況を調べています。