夏場に懸念される電力不足に対応するため、徳島県は職員の勤務時間を30分早める「サマータイム」を導入することになりました。
これは30日、徳島県の飯泉知事が記者会見して明らかにしたものです。それによりますと、徳島県庁では、この夏、サマータイムを導入し、職員の出勤時間を現在の午前8時半と9時半からいずれも30分早めます。また、昼休みについては、家庭などで冷房の使用が増える時間帯に配慮して、現在の正午から午後1時を1時間遅らせ、午後1時から2時にするということです。このほか電力需要がピークとなる8月を「省エネ強化月間」と定め、県民に対しても節電への協力を呼びかけることにしています。飯泉知事は「東日本大震災を受けて経験したことのないような特別な夏を控えており、節電に取り組みたい」と述べました。徳島県は、今後、サマータイムを実施する施設や開始時期などについて具体的に検討を進めることにしています。