東京電力は30日、福島第1原発1~3号機のトレンチ(立て坑)やタービン建屋地下などの水位が急上昇したと発表した。大雨による雨水が流れ込んだのが原因とみられる。トレンチの水位は地表まで50センチを切ったが、東電は海に漏れ出す恐れのある開口部はすでにふさいでおり、海洋環境への懸念は当面ないという。
1~3号機では原子炉の冷却のために注入している水が漏れ、トレンチなどに放射性物質を含む汚染水がたまっている。通常の水位上昇幅は24時間で3センチ程度だが、29日午前7時から30日午前7時までに2号機のトレンチで6.2センチ、タービン建屋地下で6.1センチ上昇した。3号機ではそれぞれ4.4センチ、4.2センチ上昇した。
また、27日から水位を測定している1号機の原子炉建屋地下では、28日午前7時~29日午前7時の水位上昇は1.1センチだったが、その後30日午前7時までに19.8センチ急上昇した。【関雄輔】
毎日新聞 2011年5月30日 11時19分(最終更新 5月30日 13時55分)