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【格闘技】所英男が執念で決勝進出2011年5月30日 紙面から
◇DREAM 日本GP▽29日▽さいたまスーパーアリーナ▽61キロ以下バンタム級トーナメントほか11試合 上限61キロのバンタム級日本トーナメント(8人出場)で、元・戦うフリーターの所英男(33)が執念の2連勝。1回戦で前田吉朗(29)に2回TKO勝ち、準決勝では山本“KID”徳郁のまな弟子、山本篤(30)に判定勝ちした。反対ブロックからは今成正和(35)が勝ち上がった。両者による決勝は7月16日に東京・有明コロシアムで行われる。 準決勝の山本篤戦は2−1の僅差で判定勝ち。勝ち名乗りを受けた所が半泣きになった。そして、右目尻と鼻から鮮血がしたたり落ちた。 因縁の相手。2008年9月、打倒・山本“KID”徳郁を公言していた所の前に立ちはだかったのが、KIDのまな弟子・山本篤。絶対に負けられない一戦だったが、所は屈辱的な判定負け。KID戦は遠のき、長いスランプに陥った。それだけに、今回は絶好のリベンジ戦だった。 1回戦は前田と壮絶な打撃戦。2回開始早々、前田のボディーに右ストレート。これが、下段払いでさばいた相手の金的にモロにヒットした。しばしの中断後に再開されたが、所がタックルでテークダウンを奪うと、前田は続行不能状態。反則負けスレスレのTKO勝ち。これも執念でもぎ取った勝利だった。 戦うフリーターとしてブレークした男も2月に結婚。6月に神奈川県内にジムをオープンする。「勝てて、ホントにホントに嬉しかった」と珍しく感情をあらわにした。背負うものが増えた元・戦うフリーターの新たな挑戦が始まった。 (竹下陽二) PR情報
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