東京電力は福島第1原子力発電所2号機内の最新の放射性物質濃度などを明らかにした。26日に作業員が入って測ったところ、濃度は排気作業をする前の1号機原子炉建屋の2倍程度あった。湿度も99.9%と高く内部での作業は困難な状況。水蒸気の発生源とみられる使用済み核燃料プールを冷やすための熱交換器を設置済みで、31日に試験運転を始める。
建屋の北側2重扉の内側付近の空気を分析した。1立方センチメートルあたりの放射性物質の濃度は放射性ヨウ素が0.11ベクレル、セシウム134が0.13ベクレル、セシウム137が0.12ベクレルだった。
いずれも作業員に許される濃度限度の約100倍にあたる。1号機で使ったような大型空気清浄機による除染が必要だが、高い湿度のままでは使いにくいという。
2号機は原子炉格納容器の一部である圧力抑制室が爆発して穴が開いたあいたとみられており、ここからも水蒸気が発生している可能性がある。使用済み核燃料プールを冷却できても、湿度が思うように下がらない懸念もある。
26日の調査では建屋内の温度は高いところでセ氏37度近く、放射線量も毎時26ミリシーベルトを超える高水準の場所もあった。作業環境は厳しいという。
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