携帯各社 オフィスの節電強化
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携帯各社 オフィスの節電強化

5月30日 4時59分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

携帯電話各社の間では、夏の電力不足に対応するため、平日を休みにしたり、午前中で仕事を終わらせたりしてオフィスの消費電力を減らそうという動きが出ています。

このうち、NTTドコモは、東京電力の管内と長野県、新潟県で働くおよそ1万人の社員を対象に、7月から3か月間、月曜日と火曜日を休日にして、土日を出勤日にすることを決めました。これによって、平日のオフィスで使う冷房や照明などの電力を去年と比べて35%程度削減できるとしています。NTTドコモの担当者は「社員からは、子どもが夏休みなので、平日に休めれば家族で出かけやすいといった前向きな声や、土日に子どもを預ける先がなく困るといった声が聞かれる」と話しています。また、KDDIは、すべての社員を対象に現在は午前9時となっている出社時間について、1時間から2時間、繰り上げる取り組みを来月下旬から始めることになりました。オフィスでの勤務は原則、午前中で終わらせ、残りの仕事は自宅などでできるようにするということで、東京の本社ビルで40%の節電を目指すとしています。KDDIの担当者は「昼ごろに退社することで、節電と同時に、家族と過ごす時間が増えるなど社員の生活も変わるのではないか」と話しています。携帯各社は、24時間稼働している通信設備については使用電力の大幅な削減は難しいとして、政府に対し、電力の使用制限を緩和するよう求めることにしています。