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浸水地域、大雨警戒 石巻沿岸部で避難へ備え

海沿いに積まれた土のう越しに、不安そうに潮位を確かめる住民=29日正午ごろ、石巻市渡波の梨木畑地区

 冠水被害が続く宮城県石巻市沿岸部の住民らは29日、この日午後に台風2号から変わった温帯低気圧の影響で、30日以降も大雨になる恐れがあるため浸水時の避難に備えた。
 東日本大震災で地盤沈下した同市渡波の梨木畑地区は、75世帯の大半が被災した自宅で暮らす。県は5月半ばから仮堤防を築いているが、依然として約20世帯が潮位変動によって床上浸水する。
 宮城県の担当者は降雨による潮位の変化や水はけ、海水の浸入状況を確認。行政区長の及川喜一さん(78)は「大雨だけでなく、低気圧で高潮が発生する可能性もある」と警戒した。


2011年05月30日月曜日


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