国際部隊が空爆 市民に死者
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国際部隊が空爆 市民に死者

5月30日 4時18分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

アフガニスタン南部で、現地に駐留する国際部隊が住宅を空爆して、子ども10人を含む市民14人が死亡し、カルザイ大統領は、誤爆だとして国際部隊を強く非難しました。

アフガニスタン南部のヘルマンド州で28日、アメリカ軍の基地が反政府武装勢力タリバンの攻撃を受けた際、支援に駆けつけた国際部隊の軍用機が住宅2棟を空爆しました。州知事の広報官によりますと、この空爆で子ども10人を含む市民14人が死亡、6人がけがをしたということです。これについて国際部隊は、市民が巻き込まれたという報告を受け、調査チームを現地に派遣したことを明らかにしました。一方、アフガニスタンのカルザイ大統領は「重大な誤りが繰り返された」とする声明を発表し、誤爆だという見方を示して国際部隊を強く非難しました。アフガニスタンでは、ことし3月にも東部のクナール州で、国際部隊の誤爆によって子ども9人が死亡するなど、市民が犠牲になるケースが相次ぎ、国際部隊への反発が高まっており、タリバンを勢いづける要因にもなっています。