5号機 冷却の海水ポンプ停止
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5号機 冷却の海水ポンプ停止

5月29日 11時16分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東京電力福島第一原子力発電所で原子炉が冷温停止している5号機で、28日夜、原子炉や使用済み燃料プールを冷やすための海水ポンプが停止しているのが見つかり、東京電力は予備のポンプに交換する作業を急いでいます。

停止していたのは原子炉や燃料プールを冷やす冷却装置に海水を送り込むためのポンプで、28日午後9時に施設を巡回していた職員が見つけたということです。このため5号機では28日夜から原子炉や燃料プールの中の水の温度が徐々に上がり、原子炉の水の温度は、28日午後9時に68度だったものが、29日午前8時の時点で87.4度に、燃料プールの水の温度は41度から44.7度に上がっているということです。東京電力は、29日午前8時から予備のポンプに交換する作業を行っています。東京電力によりますと、海水ポンプが停止したのはモーター部分が故障したためとみられ、原因を調べるとともに、原子炉やプールの温度の推移を監視しています。