社会保険病院など存続へ調整
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社会保険病院など存続へ調整

5月29日 4時7分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

民主党は、全国各地にある社会保険病院と厚生年金病院を、地域医療の拠点として公的に存続させるための法案を、今の国会に議員立法で提出する方向で、野党側と調整を進めることになりました。

社会保険病院と厚生年金病院は、健康保険料や年金保険料で設置され、合わせて全国に61の施設があります。自民・公明両党の連立政権当時、保険料は本来の年金の給付などに充てるべきだとして、こうした病院を売却する方針が決まっていました。しかし民主党は、地域に必要な医療の提供を確保するためには公的な病院も必要だとして、存続させたいとしており、こうした病院を運営する独立行政法人を設置するための法案を、議員立法で今の国会に提出する方向で調整を進めることになりました。民主党は、地元自治体の意見を聞いたうえで、病院を売却することもできるようにしたいとしており、自民党や公明党などと法案の内容の検討を進めることにしています。