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【グラニュース】


楢崎ピンチ

2011年5月27日 紙面から

ACL敗退から一夜明け、吹っ切れた表情で帰国便の搭乗ゲートへ向かう(左から)藤本、闘莉王、小川、楢崎=韓国・仁川国際空港で(隈崎稔樹撮影)

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 名古屋グランパスは26日、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦、水原(韓国)戦(25日・水原)を終え中部国際空港着の航空機で帰国した。0−2で敗退が決まったことに加え、GK楢崎正剛(35)が左太もも打撲で、29日の福岡戦(豊田ス)の出場が危うい状況になった。

 負の連鎖が止まりそうにない。ストイコビッチ監督は、楢崎の症状について聞かれると、「クエスチョンマークだ」と右手の人さし指を動かしながら険しい表情を見せた。

 ACL8強入りを逃した瞬間「Jに集中する」と気持ちを切り替えた指揮官だが、その初戦となる福岡戦に、昨年のJ1MVPを欠く事態となれば、故障者続出のなかで、不安はさらに膨らむ。

 楢崎は水原戦の開始早々、相手選手と衝突して左太ももを打撲。治療を受けてフル出場したものの、試合後は腫れ上がり、右足より大きくなっていることがひと目で分かるほどだったという。帰国した楢崎は「大したことないですよ」と痛がるそぶりは見せなかったが、27日に、前半途中に右太ももを痛めて交代したダニルソンとともに精密検査を受ける。肉離れの恐れがあるダニルソンに比べれば、楢崎が長期離脱する可能性は低いが、ピクシー監督が「福岡に勝って自信を取り戻したい。それでOKだ」と浮上のきっかけにしたい試合に、出られるかは微妙になった。

 2月の始動から、ダニルソン、ケネディ、闘莉王、金崎ら主力が次々負傷。昨年優勝したグランパスのベストイレブン5人で唯一、負傷欠場がなかった最後のとりでも、“故障者リスト”入りのピンチ。「(福岡戦まで)時間は少ない」と言うピクシー監督も軽症を祈るしかない。 (木本邦彦)

 

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