最終更新:2011年5月28日(土) 13時21分
「枯れ葉剤」廃棄疑惑、米韓が合同調査
ベトナム戦争当時に使われた大量の『枯れ葉剤』が、在韓米軍基地の敷地内で大量に廃棄されていたという元アメリカ兵の証言を受けて、アメリカと韓国は合同で周辺地域の地下水などの調査を始めました。
在韓アメリカ軍と韓国政府による合同調査が始まったのは、韓国南部にある米軍基地『キャンプ・キャロル』の周辺地域です。
この問題の発端は、基地に勤務していた元アメリカ兵が「敷地内に枯れ葉剤を入れた大量のドラム缶を埋めた」と証言したことで、在韓米軍が記録を調べた結果、1978年に化学物質、殺虫剤、除草剤などの入ったドラム缶が埋められ、その後、埋めたドラム缶や周辺のおよそ40トンから60トンの土が取り除かれ、別の地域で処理されたということです。ただ、その中に枯れ葉剤が含まれていたかどうかについては明らかにされていません。
証言が事実であれば、猛毒の化学物質『ダイオキシン』による環境汚染の恐れがあり、反米感情にもつながる問題となるため、在韓米軍は韓国側の調査に協力する姿勢をアピールしています。(28日05:11)
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