［政治］【菅首相内外会見】（２）「善意のお返しとして、復興に取り組む」（２７日夜）＋（1/2ページ）（2011.5.28 00:35）

　「またこの間、このＧ８期間中を含めて多くの国の首脳と２国間の会談を行いました。フランスのサルコジ大統領、そしてフィヨン首相とは今回正式な公式訪問ということもありまして、それぞれ会談を持つことができました。サルコジ大統領からは戦略的対話を進めたい、外相間の対話の立ち上げの提案をいただき、合意を致しました。また同時に国連安保理改革の実現やグローバルな諸課題についてサルコジ大統領との間で有意義な会談を行うことができました」

　「米国のオバマ大統領には、震災から何度かの電話会談を行いましたが、初めて直接お目にかかるということもありまして、多大な支援に対して謝意を直接申しあげました。そして日米関係、中東情勢、アジア太平洋情勢などの幅広い議題について中身の濃い意見交換ができたと思います」

　「その中でＴＰＰ交渉参加の判断時期については、震災のため遅れているけれども、総合的に検討し、できるだけ早い時期に判断したい旨、私の方から伝えました。また、オバマ大統領より改めて今年９月前半の私に対する訪米の招待をいただき、今後日程調整をしていくことになりました。この私の９月訪米に先だって、国会の了承が得られるとの前提でいわゆる２プラス２を６月下旬に開催したいと思っております。さらには本年夏にはバイデン副大統領を日本にお迎えすることになっております。こうした流れの中で、安全保障、経済、そして文化人材交流、この３本柱を中心にして日米同盟をさらに進化させていきたいと、従来からの考え方を推し進めて参りたいと思っております」