'11/5/28
広島都市圏結ぶ空港バス減便
広島空港(三原市)と広島都市圏を結ぶ主要アクセスであるリムジンバスが6月1日から減便されることが27日、分かった。現行の1日161便は当面、15%減の137便となる。共同運行する5社は「東日本大震災による利用低迷を受けた措置」としている。
広島電鉄など5社が共同運行するリムジンバスは、広島空港と広島バスセンター(広島市中区)、JR広島駅新幹線口(南区)を結ぶ。広島県空港振興課によると、今年3月のバス利用客は前年同月比22・3%減、4月も18・3%減となった。
このため5社は、利用が回復するまでの暫定措置として減便を決定。中国運輸局にダイヤ変更を届けた。1便当たりの定員43人を上回る乗客がいる場合、臨時便で対応する。
リムジンバスは広島空港が開港した1993年に運行を開始。1日当たりの便数は最大176便だったが、利用低迷でこれまでに2回減便した。幹事社の広島電鉄は「影響が少ない範囲で減らした。利用が戻れば増便を検討する」としている。