知事選に立候補した2氏の横顔を届け出順に紹介する。【遠藤浩二】
自らを「自分から前に出るタイプではない」と評するが、そのリーダーシップには各方面から定評がある。99年から05年まで県総務部長や副知事として片山善博前知事を支えた。総務省から出向した自治体国際化協会ニューヨーク事務所長時代に白羽の矢が立ち、前回選に出馬して知事になった。
生まれは東京の下町、千代田区外神田。「悪いことは忘れるようにしているが、ボールで民家の窓ガラスを割ったこともある」。やんちゃな悪ガキだったと振り返る。
中学から中高一貫の男子校で全国屈指の進学校の開成に進学。毎回けが人が出るほど激しい棒倒しをする運動会が名物。率先して参加した。スキーや水泳なども好み、スポーツマンの一面もある。
行政の道を目指したのは大学時代。ボランティアサークルで国際的な障害者の大会に参加したことがきっかけ。父と同じ弁護士の道を考えたこともあったが、「現場の人と向き合ってその思いに応えたい」と進路を決めた。父親は「大きな組織の中の方が大きな仕事ができるかもしれない」と後押ししたという。
尊敬する政治家はニューフロンティア政策を進めたジョン・F・ケネディ米大統領。カラオケの十八番はサザンオールスターズの「いとしのエリー」。妻は「りえ」さんだ。
毎日新聞 2011年3月27日 地方版
告示 | 投開票 | ||
---|---|---|---|
前半戦 | 都道県知事選 | 3月24日 | 4月10日 |
道府県議選 | 4月1日 | ||
政令市長選 | 3月27日 | ||
政令市議選 | 4月1日 | ||
後半戦 | 政令市以外の市長・市議選 | 4月17日 | 4月24日 |
東京特別区長・区議選 | 4月17日 | ||
町村長・町村議選 | 4月19日 |