NHK宮崎県のニュース　宮崎放送局

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事故を通報せず　停職処分

宮崎市消防局の係長級の職員が、ことし３月、マイカーを運転中に物損事故を起こしたのに警察に通報せず、さらに市にも報告をしなかったとして、停職６か月の懲戒処分を受けました。
処分を受けたのは、宮崎市消防局に所属し、火災予防の指導や店舗などの立ち入り検査を担当している４８歳の係長級の男性職員です。宮崎市によりますと、この職員は、ことし３月３１日の午前６時ごろ、宮崎市の自宅近くの市道でマイカーを運転中に電柱に衝突しました。この事故で、電柱が折れて道路をふさぎましたが、職員は警察に通報しないまま現場から立ち去り、およそ２時間後に、電柱を所有するＮＴＴに家族から連絡があったということです。
この職員は市にも事故の経緯を報告せず、市の消防局は、先月、匿名で情報が寄せられて初めて事実を把握したということです。
このため宮崎市は、２７日付けで職員を停職６か月の懲戒処分にしたほか、上司も厳重注意しました。この職員は、「持病の薬の副作用で体調が悪く、ボーっとしていたため、ハンドル操作を誤った」と話しているということです。
宮崎市消防局の阪本満男総務課長は、「市民の生命・財産を守るべき消防職員としてあるまじき行為で、大変申し訳ない。再発防止を徹底したい」と話しています。

05月28日　05時54分

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