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2011年5月27日(金) 19:20 |
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女子大生遺棄事件、遺留物を公開
おととし、坂出市出身で島根県立大学の女子大学生の遺体が、広島県の山の中から見つかった事件で、27日、合同捜査本部は、遺体の胴体部分に付着していたとみられるビニール袋の一部について、同じ素材のビニールを公開しました。
27日公開されたビニール片、半透明のビニール袋の一部と見られ、直径4ミリほどの赤い文字で、「保護の」とか「リサイクル」といった文字が、2段に分けて印刷されていたとみられます。 事件は、おととし11月、島根県立大学1年、平岡都さんの遺体の一部が広島県、北広島町の山の中から見つかったもので、犯人に繋がる手がかりは、いまだつかめていません。 平岡さん行方不明から1年7か月、現在も125人体制で捜査が続く中、なぜ、27日、新たな遺留物の公開に踏み切ったのか。 合同捜査本部は、「流通経路が判明するよう努力したが、良い結果を得られなかった」と説明しました。 これまで、捜査本部は、西日本の広い地域でビニール袋の製造会社などに聞き込みをしましたが、ビニール袋の特定には至っておらず、捜査本部は、現在はすでに流通していないか、狭い地域で流通する袋の可能性が高いとみています。 ビニール片をめぐっては、これまでも遺体発見現場で2種類が見つかっています。 山頂近くで見つかった胴体の近くで、平岡さんの血液がついたビニール袋の一部が見つかっているほか、胴体自体にもビニール片が付着していたことが分かっています。 これらと今回公開されたビニール片とは材質が似ていることから、同じ種類の袋と見られ、西日本で流通するレジ袋や、ゴミ袋の可能性があるとしています。 合同捜査本部では、容疑者が、事件当時に住んでいた地域の特定にも繋がるとして、広く情報提供を呼びかけています。
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