Ｋ―１経営、別会社移行へ

今年最初の大会を発表するＫ―１の谷川貞治イベントプロデューサー（左端）ら出場選手

　Ｋ―１、ＤＲＥＡＭなど格闘技興行を主催するＦＥＧの谷川貞治代表取締役は２６日、都内で会見し、新会社への移行を含め、同社の経営体制を立て直していることを明かした。

　同社は昨年７月に中国の投資銀行と提携し、資金調達などに動いているが、うまくいっていないのが現状。「現体制ではワールドＧＰ、ダイナマイトといった大きなイベントはできない」とし、新会社へ移行し、６月中の発表を目指す。さらに、海外の選手がツイッターなどを通してファイトマネーが未払いであると明かしたことに、同代表は「迷惑をかけているところはたくさんある」と初めて認め、謝罪した。

　地上波テレビ放送も調整中とし、早くて新体制発足後になるという。「身売りではなく、再生するということ。新会社になっても、Ｋ―１、ＤＲＥＡＭ、ダイナマイトの名称は残す」と同代表は厳しい表情で話した。