桑田真澄氏は最下位終了

　男子プロツアーの下部大会「チャレンジトーナメント」最終日が２７日、岐阜・富士Ｃ可児クラブ（７１１７ヤード、パー７２）であり、プロ野球元巨人のエースで野球評論家の桑田真澄氏（４３）はこの日８７、通算３６オーバーで最下位の６８位だった。優勝は通算８アンダーの白潟英純（４４）。

　桑田氏は「（大会２日間とも）目標の８０に及ばず。２試合連続ＫＯでしたね」と、プロのレベルの高さを実感して力なく笑った。大たたきを繰り返した前日に比べ、決勝はダブルボギーこそ１つだったが、パーセーブも４ホールにとどまり、スコアを伸ばせなかった。

　だが、真剣な２日間の戦いに「１球ごとに気持ちを切り替える重要さや、戦略を立てなきゃいけないところとか、投手心理にすごく似ている。野球で経験はないけどイップスになる気持ちも分かった」と、収穫も大きかったよう。プロの大会に「また出たい」と意欲を見せた。

　　（田中一正）