2011年 5月 27日
談合事件で建設会社社長ら送検
倉敷市が発注した下水道工事で談合をしたとして建設会社社長ら2人が逮捕された事件で、警察は27日、2人を送検するとともに談合の構図の解明を進めています。談合の疑いで逮捕された倉敷市の榊原建設社長、榊原修容疑者(47)と元営業部長の千田広行容疑者(56)は27日、岡山地方検察庁に身柄が送られました。榊原容疑者らは去年8月に行われた倉敷市発注の下水道工事の入札で参加した20数社と共謀し、事前に決めていた業者に3570万円で落札させた疑いです。取調べに対し2人は依然として容疑を否認しています。警察は元暴力団幹部の千田容疑者を通じて談合による不正な利益が暴力団に流れていた疑いがあるとして談合が行われた構図など調べを進めています。また倉敷市は27日付けで榊原建設を1年間の入札指名停止処分とした他、グループ企業1社も半年間の指名停止処分としています。

坂出市で死亡事故 中讃に警報発令
27日朝早く、坂出市で軽乗用車がコンクリート製の門柱に衝突し運転していた男性が死亡する事故があり、中讃地区に死亡事故多発警報が発令されました。27日午前4時40分頃、坂出市川津町の国道438号線で軽乗用車が中央分離帯の切れ目から反対車線を超えてコンクリート製の門柱に衝突しました。この事故で軽乗用車を運転していた丸亀市飯山町の会社員、山崎城義さん(40)が胸などを強く打って死亡しました。現場は見通しの良い直線道路で警察で事故の原因を調べています。これで今年、香川県内の交通事故で死亡した人は去年の同じ時期の2倍以上となる39人となり、中讃地区に死亡事故多発警報が発令されました。

浜田女子大生殺害事件で遺留品公開
おととし、坂出市出身で島根県の大学に通っていた平岡都さんが広島県の山中で遺体で見つかった事件で島根県警は27日、新たに遺留品を公開しました。公開されたのは、平岡さんの遺体に付着していたビニール片です。ビニール片の表面には「保護」などと赤の文字が印刷されていることからレジ袋かゴミ袋ではないかと見られています。この事件はおととし、当時島根県立大学1年で坂出市出身の平岡都さんが行方不明になり広島県の山中で切断された遺体で見つかったものです。警察では、この袋が犯人につながる可能性もあるとしてどこで流通していたかなどについて西日本を中心に調べを進めるとともに事件解決につながる有力な情報提供を呼びかけています。

量販店で誤ってケシ販売 回収呼びかけ
麻薬取締法で栽培が禁止されているケシが岡山・香川を含む19都県で誤って販売されていたことが分かり、岡山・香川県でも回収を呼びかけています。問題のケシは「ハカマオニゲシ」という品種で岡山、香川では量販店・コメリの津山店とパワー坂出店で「オリエンタルポピー」として販売されていました。津山店では今年2月25日から先月13日にかけて、パワー坂出店では3月6日から今月6日にかけて販売され、赤・白・ピンクの3色のうち赤がハカマオニゲシということです。ハカマオニゲシは麻薬取締法で栽培が禁止されていて、岡山・香川県ともにホームページに写真を載せ回収を呼びかけると共に、コメリでも店頭で告知しています。