竜也・遺恨あり　放送文化基金賞

　昨年度放送された優れた番組や個人などを対象にした「第３７回放送文化基金賞」が２７日発表され、テレビドラマ番組の本賞には武士のあだ討ちと司法をテーマにしたテレビ朝日系「遺恨あり　明治十三年最後の仇討」が選ばれ、主演の藤原竜也（２９）が演技賞も受賞した。また、１６日に亡くなった俳優の児玉清さんに特別賞が贈られる。

　ほかに番組部門の本賞は、テレビドキュメンタリー番組が「ＮＨＫスペシャル　封印された原爆報告書」（ＮＨＫ広島放送局）、テレビエンターテインメント番組が「クニマスは生きていた！」（毎日放送）、ラジオ番組が「高橋竹山生誕１００年記念番組　ラジオドキュメンタリー　故郷の空に」（青森放送）。

　演技賞には「ＴＡＲＯの塔」（ＮＨＫ）の寺島しのぶ（３８）も選ばれた。贈呈式は６月２４日。