2011年4月25日22時57分
原子力安全委員会は25日、東京電力福島第一原子力発電所からの最新(1週間前)の放射性物質の放出量が1時間あたり100億ベクレル程度と推定され、4月5日時点の1千億〜1兆ベクレル程度から、1〜10%程度に減少した可能性があることを明らかにした。
国が観測を続けている放射性物質の雲(プルーム)については、100億ベクレルまで濃度が下がると検出が難しくなる。原子力安全委員会の班目春樹委員長は「事故から25年を迎えたチェルノブイリのような直接的な健康被害を出したくない。被害を最小限におさえるため、新たな方法を使ってでもきっちり監視していきたい」と話した。