厚生労働省は26日、福島県いわき市の水深約1~2メートルの海で採取した海藻のヒジキとアラメから食品衛生法の暫定規制値を超える放射性物質を検出したと発表した。いずれも規制値を超過したのは初めてだが、福島県では全域で休漁しており流通していない。
同省によると、いずれも21日に採取し、ヒジキから1キロあたり2200ベクレルの放射性ヨウ素(規制値は1キロあたり2000ベクレル)と1100ベクレルの放射性セシウム(同500ベクレル)、アラメからは970ベクレルのセシウムを検出した。【佐々木洋】
毎日新聞 2011年5月27日 東京朝刊