青森市のタクシー強盗事件で強盗傷害罪に問われた住所不定、無職、木村昭伸被告(25)に対する裁判員裁判の初公判が24日、青森地裁(小川賢司裁判長)であった。木村被告は「間違いありません」と起訴内容を認め、争点は量刑に絞られた。
検察側はパチンコに熱中した木村被告が父親の金を持ち出して家出し、所持金を使い果たして強盗したと動機を説明。弁護側は金銭を取っておらず、謝罪していると訴えた。起訴状によると、木村被告は昨年10月17日午前0時ごろ、同市内の国道103号で乗車中のタクシーの男性運転手(当時58歳)にカッターナイフを突き付けて脅し、顔に1週間のけがをさせたとしている。【鈴木久美】
毎日新聞 2011年5月25日 地方版