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日経Automotive Technology 2011年7月号
連載コラム

【欧州ジャーナリストの視点】欧州で拡大する炭素繊維の応用、高級スポーツカーから量産車に広がる可能性も

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2011/05/17 12:25
欧州ジャーナリストの視点
フリーランス・ジャーナリスト Ian Adcock氏
英国在住。『What Car』『Autocar』『Motor』などの自動車専門誌の編集者を経て、1980年からフリーに。自動車技術専門誌の『European Automotive Design』誌に寄稿するなど技術にも詳しい。

 ことし3月に開催されたジュネーブモーターショーを訪れた人は、イタリアLamborghini社の新型スーパーカー「Aventador」を見て、CO2排出量の削減圧力が高まっている今の時代に合わないと思ったかもしれない。しかし、Aventadorに英McLaren社の「MP4-12C」、イタリアPagani社の「Huyara」を加えた3車種は、最先端の炭素繊維材料の、量産車への応用の可能性を示すものだ。
 そんなことは信じられないという読者もいるかもしれないが、McLaren 社のClaudio Santoni氏は「我々が生きている間に、ドイツVolkswagen社の『Golf』が炭素繊維で作られるのを見るだろう」と言う。
 ドイツAudi社軽量デザインセンターの責任者であるHeinrich Timm氏も、2010年のパリモーターショーで「今後5〜10年で、炭素繊維構造材料の製造時間は3分以下になるだろう。当社はそのために、切断工程やレイアップ工程を自動化したレジン・トランスファ・モールディング(RTM)技術を開発中だ」と語っていた。

以下、『日経Automotive Technology』2011年7月号に掲載

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