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江華で奪われた外圭章閣図書、江華で歓迎会
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MAY 27, 2011 07:26
フランス国立図書館にあった外圭章閣(ウェキュジャンガク)略奪図書の国内への返還が、27日に終了する。

4月14日に1次分が返還されたのに続き、4月29日と5月12日に、順に2次、3次分が返還され、27日午前8時40分、最後の4次分が大韓航空便で仁川(インチョン)国際空港に到着する。これにより、1866年の丙寅洋擾の時、江華島(カンファド)の外圭章閣からフランス軍が略奪した図書297冊が、145年ぶりに全て返還されることになる。国立中央博物館は、1次から3次の時と同様、仁川空港に到着すれば、ソウル龍山区(ヨンサンク)の中央博物館収蔵庫へ移し保管する。

外圭章閣図書297冊のうち、294冊は朝鮮王室儀軌だ。儀軌は、朝鮮王室に重要な行事があった時、その過程と内容を絵や文章で記録した報告書形式の書籍だ。朝鮮時代の政治社会像や厳正な記録文化を示す貴重な資料だ。外圭章閣図書の一つである「徽慶園園所都監儀軌」は、93年に貸与形式で韓国へ返還された。このため、今回、4回に分け、返還された図書は296冊だ。

返還作業が完了したことで、今後の関心事は外圭章閣図書の活用だ。国立中央博物館は、まず6月11日に、ソウル国立中央博物館と仁川江華郡の復元された外圭章閣の建物前で、図書返還の告由祭など歓迎イベントを行う考えだ。江華は、朝鮮時代に外圭章閣があった場所だ。国立中央博物館の趙現鐘(チョ・ヒョンジョン)学芸研究室長は、「外圭章閣図書返還の意味を強調するために、江華島で歓迎イベントを行うことを決めた。返還された朝鮮王室儀軌の原本を一部でも披露したいが、原本保存のため、実物の代わりに影印本を製作し、これを江華島の住民に披露することにした」と述べた。

国立中央博物館は、記念行事に続き、特別展も行う。7月18日の開幕式に続き、7月19日から9月18日まで、国立中央博物館で外圭章閣儀軌帰郷特別展を行う。297冊全て展示するのではなく、学術的・文化的に価値の高いものを選別し展示する。このため、現在、作品を選定している。

この展示が終われば、10月頃、江華で特別巡回展を開催する計画だ。展示場所は、最近開館した江華歴史博物館。影印本でなく原本を展示する。

また、中央博物館は、外圭章閣儀軌の中で学術的価値が特に高い30冊に対する研究に着手する計画だ。国内にない本の場合、ほかの儀軌より優先し研究する必要があるという判断による。博物館は、7月までに研究チームを設置し、研究や活用方法を協議する計画だ。国立中央博物館のオ・ヨンチャン学芸研究官は、「儀軌研究チームの規模は決まっていないが、博物館内部だけでなく、外部の専門家も参加する。フランス国立図書館の人材も研究チームに含める計画だ」と伝えた。

国内にない儀軌のデジタル化作業も始める方針だ。年内に国内にない本の調査を全て終え、デジタル化する。今年12月頃、儀軌の内容と写真、関連資料などを国立中央博物館ホームページに掲載し、オンラインサービスを開始する。

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