イザ!に備えた最適預金口座選び
Point
・銀行口座を分散、MRFも活用する
・中途換金のしやすさも考慮する
・緊急時の現金確保に備える
今回のみずほ銀行の大規模なシステムトラブルに「日本の銀行って、大丈夫かな」と漠然とした不安を抱いた人も多いかもしれない。
とはいえ、一番危ないのはもちろん「タンス預金」だ。燃えたり海に流されたりしても何の証拠も残らず誰も責められない。銀行預金はなくならないし、たとえ銀行が破綻してもペイオフの範囲である元本1000万円とその利息までは保護される。
緊急事態に陥った際、私たちが預貯金に対して心配すべきは資産の減少ではない。「いつでも現金が引き出せる、振り込める」といった利便性の前提が崩れてしまうことだ。停電やシステム障害が発生してもまずは当面困らない状況さえつくっておけばいい。そのためには預け方に少し工夫が必要だ。
■銀行は三つに分けてサブにも30万円程度を
まずは複数の銀行に口座を持つことが大事。一つの金融機関がシステムダウンしたとしても、別の金融機関の口座から当面のおカネが調達できれば問題はないだろう。「サブ口座にも30万円ほど預けておけば、当面の交通費や緊急の医療費として使えます」と坂本さん。「昔の勤務先で給与受け取り口座として使っていた」など現在は残高がほとんどない休眠口座を持っている人もいるはず。これを機にサブ口座として復活をさせてもいいかもしれない。
坂本さんがサブ口座の候補としてお薦めするのは、ゆうちょ銀行とネット銀行だ。ゆうちょ銀行の強みは幅広いATM網。全国に現在約2万6000台と、圧倒的な数を誇り、ゆうちょの総合口座利用者ならATM利用手数料は無条件で無料となっている。災害時に一時的に住まいを移動する場合などに役立つかもしれない。
また、実はそのゆうちょ銀行と相性が良いのがネット銀行。ゆうちょ銀行ATMを使ってネット銀行口座から資金を引き出す場合、手数料が無料というケースが多いのだ。普段はネット銀行で高金利の定期預金を活用しておきながら、ゆうちょ銀行のATMの利便性も享受する、という合わせ技だ。
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日経平均(円) | 9,542.66 | -19.39 | 27日 9:51 |
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NYダウ(ドル) | 12,402.76 | +8.10 | 26日 16:30 |
英FTSE100 | 5,880.99 | +10.85 | 26日 16:35 |
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長期金利(%) | 1.145 | +0.025 | 26日 16:26 |
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使用率:72.3%3108/4300万kW
予想最大電力:3450万kW14時~15時
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