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【大リーグ】イチロー、11年連続200安打やばい 2試合連続タコ、188安打ペース2011年5月27日 紙面から
【ミネアポリス=ジョン・ヒッキー】安打製造機に異変発生!? 11年連続200安打を目指すマリナーズのイチロー外野手(37)は25日(日本時間26日)、ツインズ戦で4打数無安打。今季3度目の2試合連続無安打、2度目の1試合2三振でシーズン188安打ペースまで落ち込んだ。試合はマリナーズが3−0で勝利。アウェー6連戦で5勝目を挙げ、再び勝率5割まであと1勝と迫った。 (スポーツプレス・ノースウエスト記者) 背番号51の歯車が、どこか狂っている。左腕ダンシング相手に、第1打席は内角球にどん詰まりの二ゴロ…。これで第1打席は15試合連続の音なし。さらに第2、4打席は外角低めのボール球を空振り三振し、今季2度目の1試合2三振を喫した。 5月の声を聞いた途端にバットが湿り始めた。過去10年間は月間打率3割6分3厘と相性のいい5月のはずが、今季は2割1分4厘。メジャーワーストの月間打率(06年8月の2割3分3厘)を大きく下回り、5月終了時点の安打数も残り5試合で9安打しなければ自己ワーストの66安打(08年)にすら到達しない。これでシーズン188安打ペースに落ち込み、11年連続200安打に黄色信号がともりつつある状況だ。 一方、スランプがない守りは魅せた。3−0の5回1死二、三塁でトルバートの飛球に素早く回り込んで捕球し、レーザービーム発動。動けなかった三走ビュテラは「強肩へのリスペクトだね。球界屈指の肩で、しかも俺は鈍足。(本塁へ)行かなくて正解だったと思う」と肩をすぼめ、イチローは「(本塁に)行ってほしくない。相手が肩を警戒? それは僕がこれまでやってきたことだから」と涼しい顔で答えた。 打撃不振のイチローにとってせめてもの救いはチームがここ8試合で7勝と好調なこと。休養日を挟んだ27日からは本拠地にヤンキースを迎え撃ち、勝率5割に再び挑む。背番号51が本来の姿を取り戻せば、強豪相手にも善戦以上の戦いができるはずだ。 PR情報
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