ここから本文です
最終更新:2011年5月26日(木) 23時57分

浜岡原発訴訟、運転停止後初の協議

浜岡原発訴訟、運転停止後初の協議

 中部電力・浜岡原子力発電所の周辺住民らが運転の差し止めを求めた裁判で、政府の要請で浜岡原発が運転を停止してから初めての協議が東京高等裁判所で開かれ、原告側は、引き続き、運転を再開しないよう求めることを中部電力側に伝えました。

 この裁判は静岡の中部電力・浜岡原発が今後想定される東海地震に耐えられないとして、周辺住民らが運転の差し止めを求めたもので、一審の静岡地裁は、おととし、「安全性は確保されている」として、原告の訴えを退けたため、原告側が控訴しています。

 浜岡原発はその後、福島の原発事故を受けた政府の要請によって今月13日から運転を停止していますが、26日、運転停止後初めてとなる協議が東京高裁で開かれました。

 中部電力は防潮堤の設置などの安全対策が取れれば再稼働したい意向を示していますが、原告側は「対策が取られても、到底、健全性を保つことはできない」として、運転を再開しないよう求めることを中部電力側に伝えました。次回の裁判は7月6日に口頭弁論が開かれる予定です。(26日20:54)

2011年5月26日(木)のニュース一覧