2011年4月1日 21時14分 更新:4月1日 22時58分
厚生労働省は1日、東日本大震災の影響で内定を取り消された人が、3月31日までに20事業所で123人にのぼると発表した。入社時期の繰り下げも38事業所で693人に達し、同省は「まだ行政機関に相談していない事業主も多数いるとみられ、今後さらに増える可能性がある」と警戒している。
事業主が各地のハローワークに相談したものを同省がまとめた。地域別の内訳は、内定取り消しが東京63人、岩手24人、宮城13人、福島7人の順。うち高校生は71人、大学生などが52人。入社時期の繰り下げは、東京385人、宮城117人、福島109人、岩手25人--などで、東京が多いのは相談に来た事業所の本社が東京にあるケースが多いためとみられる。【佐々木洋】