ホンダ:全工場再開 操業率、通常の半分で

2011年3月31日 20時19分 更新:3月31日 23時11分

埼玉県狭山市のホンダ埼玉製作所=2011年1月、米川直己撮影
埼玉県狭山市のホンダ埼玉製作所=2011年1月、米川直己撮影

 ホンダは31日、東日本大震災で操業を停止している四輪車の完成車2工場を4月11日に操業再開すると発表した。これで同社の国内全5工場が生産を再開することになる。被災した部品メーカーの確認や復旧支援が進み、安定的に部品を調達できるめどが立ったため。ただ、当面は部品の数量が限られ、操業率は通常の半分程度にとどまるという。

 11日に再開するのは、埼玉製作所狭山工場(埼玉県狭山市)と鈴鹿製作所(三重県鈴鹿市)。この2工場では、完成車生産に先立って、海外生産用部品の生産も4月4日に再開する。

 ホンダは震災発生直後から国内全5工場で操業を停止。二輪・汎用(はんよう)製品の熊本製作所(熊本県大津町)、四輪車部品の浜松製作所(浜松市)、四輪車エンジン部品などの栃木製作所(栃木県真岡市)は31日までに順次、生産を再開していた。【米川直己】

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