海賊:裁判員裁判で審理…乗っ取り未遂でソマリア人起訴へ

2011年3月31日 2時34分

 アラビア海で商船三井が運航するタンカーに海賊が乗り込んだ事件で、東京地検は海賊対処法違反(船舶侵入・損壊)容疑で逮捕したソマリア人の海賊3人を、同法違反の船舶乗っ取り未遂罪で起訴する方針を固めた。乗っ取り未遂罪を適用した場合は法定刑の上限が無期懲役となり、裁判員裁判で審理される見通し。逮捕された4人のうち1人は、20歳未満の少年だったとして家裁送致する方針。

 4人は公海上でタンカーの船内に侵入した容疑で逮捕された。逮捕時のままだと法定刑の上限は5年以下の懲役で裁判員裁判の対象外だったが、自動小銃で船を損壊させていたことが判明。地検は「乗っ取る目的だったことは立証可能」と判断したとみられる。

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