東京電力:株価500円割る 3日連続ストップ安

2011年3月30日 19時51分

 30日の東京株式市場で、福島第1原発事故の収束が見えないことや東京電力が国有化されるとの懸念から、東電株を処分売りする動きが続き、株価は6日続落して500円を割り込んだ。制限値幅の下限(ストップ安)となる前日比100円安の466円で一部の売買が成立し、1962年11月以来、約48年4カ月ぶりの安値になった。ストップ安は3日連続。

 値下がり率(17.66%)、売買代金(783億円)ともに東証1部トップで、売買高(1億6015万株)は2位だった。短期的な値戻しを期待する買いも一部入ったが、放射性物質の汚染除去作業が難航しており、「原発の損害や補償額の見通しすら立たず、手を出せない」(大手証券)との見方が根強い。

【田所柳子】

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