先の回答者さん、お礼コメントと重複しますが、浜岡に関してはまずバックアップ電源の強化を図ればいい話で、
停止する必要は全くなく、運転しながら進めればよいのです。
原子力に詳しい菅がどこから入れ知恵されたのか不明ですが、浅はかな策というより他ありません。
ここ最近、Sooda!では知識も説得力もない、情弱にわかプロ市民みたいな連中による
あからさまな東電叩き、自民党叩き、太陽光推奨の質問が目立ちますが、
これらの質問者の無学っぷりにはあきれてしまします。
まず自民党叩きについて。
そもそも自民党政権下においては、老朽化した福島第一原発を2009年に廃止する案が決まっていました。
にもかかわらず、運転継続に踏み切ったのは民主党鳩山政権です。
鳩山はCO2の25%削減を明言した手前、福島第一を廃止することができなくなり、
苦し紛れに同原発の使用継続を決めてしまったのです。
つまり菅は自民党政権時の尻拭いではなく、鳩山の尻拭いをしているのです。
次に太陽光マンセーについて。
現在の太陽光発電は効率が悪すぎて本格的な実用には至りません。
現在、国内消費電力のうち30%を原発でまかなっていますが、
これを太陽光転換しようとすると、国土面積の30%に太陽光パネルを敷き詰める必要があります。
当然ながら山間部にこれを敷き詰めるのは無理ですので、平地を利用することになりますが、
日本は国土の73%が山地ですので、つまり全ての平地にパネルを敷き詰めることになります。
すると町中全体がアーケード街のようになってしまいます。
こうなると多くの人間が住むところに太陽光が届かないことになり、結果として植物が育たない、
ダニやカビが大量発生するなどの新たな環境問題が起こること必至です。
またそもそも大量のパネルが必要になり、製造やメンテナンスに大量の石油を使うことになります。
おっしゃる通り、石油の高騰は電気代のみでなく、生活必需品、農畜産物、工業製品などなど
ありとあらゆる物の高騰につながります。
こうなってしまっては資源の乏しい日本は生き残れず、資源大国の属国になりさがってしまうでしょう。
したがって日本においては、原発のより安全確実な運用方法に注力することこそが大切であり、
臭い物に蓋、付け焼き刃的な方策では何も進展しません。
===補足===
↓回答者:匿名 (質問から10時間後)さんへ
>代替エネルギー研究の予算も、現状維持になりかねませんが
太陽光発電に関しては、数十年前(約50年前)から膨大な額の研究費がつぎこまれています。
かなりの長期スパンで取り組んだにもかからわず実用に至らないのが実情です。
普通ならとっくの昔にボツとなる研究ですが、ここ数年においてはエコ対策のために、
研究費は現状維持どころか年々増加しています。
結果、エコだエコだと騒げばいくらでも金がおりてくるだろうと目論む利権バカの温床になっています。
また太陽光の決定的な矛盾点として、パネル1枚製造するために必要な電力をパネル1枚では
創出できないことがあります。つまり火力や原子力発電で作られる電力なくしては製造できず、
パネルを作れば作るほど電力を消費するという負のスパイラルが生じています。
これでは真の意味での代替エネルギーにはなり得ません。
現在の技術と日本固有の事情を鑑みると、太陽光、風力、波力、地熱などの方法を全部あわせても、
せいぜい電力消費量の10%をまかなうのがやっとだそうです。
つまりこれらでがんばっても、原発を3分の1しか減らすことができません。
>産業といっても製造業だけでなく、農業や畜産、漁業、観光業もあります
産業という産業は全て石油依存しています。おおまかに挙げるだけでも
農業・畜産・・・化学肥料の原料、作物の運搬のための燃料
漁業・・・船の燃料、運搬のための燃料
観光業・・・観光バスや旅客機などの燃料
この通りです。
さらに石油は燃料や発電だけでなく、プラスチック、ビニール、ゴムといった製品にも使います。
ビニールハウスのビニール、トラクター、船体、魚を獲る網、自動車や飛行機・・・石油製品ばかりです。
今、あなたの視界に入るもので石油由来でないものがいったいどのぐらいありますか。
それを考えれば、石油の高騰=日本の滅亡といっても過言ではありません。
いくらコシヒカリが美味しい、松坂牛は最高だ、京都へおいでやすと言っても、
国土の狭い日本において農畜産業を主要産業にするのは無理がありますし、
観光業についても主要産業にはなり得ません。
日本の価値といえばやはり何と言っても優れた工業製品やその技術の輸出しかありません。
>今後も変わらず原子炉が動き続けた場合の、日本という国への信用、不信は、
>経済に全く影響がないと言い切れるでしょうか。
原子炉が動き続けたら信用を失うというのは理解ができません。
それよりも石油の高騰に伴っての諸々の価格が高騰したり、安定した電力を供給できなかったが故の産業衰退、
そちらのほうが経済的打撃は大きいです。
そうなったら日本は世界の中では用無しの国、信用のない国になってしまうと思いますが。
経済的側面を無視して考えるならば、電気も石油製品も使わない時代の生活に戻る他ありません。
いつごろの時代まで戻るかといえば、産業革命よりもっと前です。
- 回答者:チョン子は毎日自家発電 (質問から16時間後)
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