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[事件]ニュース
【放射能漏れ】警戒区域の牛、損害25億円 対象農家、東電に請求へ
2011.5.27 00:59
政府が所有者の同意を得て殺処分する方針を決めた福島第1原発から半径20キロ圏内(警戒区域)の家畜のうち、牛を対象とした損害は少なく見積もっても25億円に上ることが26日、畜産関係者の話で分かった。
家畜の殺処分をめぐっては、農林水産省の筒井信隆副大臣が12日「百パーセント原発事故による処置なので、確実に(東京電力による)補償対象になる」と発言。警戒区域外の風評被害も合わせて認められれば、賠償額はさらに膨らみそうだ。
畜産関係者によると、警戒区域内では東日本大震災の発生前、牛約3500頭、豚約3万頭、鶏約44万羽を飼育。これを「資産価値」でみた場合、牛は1頭平均で70万円前後、計25億円程度になるとしている。
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