いじめをほのめかす遺書を残して06年に自殺した瑞浪市立瑞浪中学2年生の女子生徒(当時14歳)の両親が、遺書に名前のあった女子生徒らと保護者に約5600万円の損害賠償を求めた訴訟の口頭弁論が25日、岐阜地裁であり、被告生徒4人の本人尋問で4人ともいじめを否定した。両親に謝罪した女子生徒の1人は謝罪について「雰囲気が怖くて無理やり言わされた」と証言した。
謝罪したとされるのは06年11月18日。「バスケットボール部の仲間に入れない雰囲気を作ってしまった」と両親に話す様子を録画したDVDが原告側から証拠として提出されていた。被告生徒は「練習中に無視をしたことは一切ない」と主張した。【梶原遊、三上剛輝】
毎日新聞 2011年5月26日 地方版