橋下知事「暴走した」と陳謝…「鳥取県議６人でいい」発言

　「鳥取県議は６人でいい」と発言した大阪府の橋下徹知事は２６日、関西広域連合の会議冒頭で「鳥取県知事や鳥取県議会議長を飛び越し、大阪から一方的に意見を述べてすみません。暴走した発言だった」と陳謝した。

　これに対し鳥取県の平井伸治知事はテレビ電話で「地方制度全体のことはいろんな観点で議論が必要だ。都市部と地方部の差を考慮してほしい。私も議論に参加したい」と注文。最後に「頑張ってください」と結び“和解”した。

　会議に先立ち、平井知事は記者会見で「なぜ鳥取県だけに問題を矮小化するのか。なぜ和歌山県や滋賀県に話をしないのか」と苦言。ただ「（これ以上話しても）子どものけんかになる」と述べ、事態収拾を図る考えを示していた。

　橋下知事は会議後、自ら率いる大阪維新の会のメンバーから「言い過ぎだ」と指摘されたことを記者団に明かす一方、「地方議員が多いということは平井知事とも共有できている。言い方の問題だ」と述べた。

　会議冒頭では、議員定数をめぐる議論について「国会議員や地方議員の数が多すぎるというのは僕の持論だ」と付け加えることも忘れなかった。

（2011年5月26日14時35分  スポーツ報知）

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