一翔、８・１０　大阪か神戸でＶ１戦…ＷＢＣ世界ミニマム級

和歌山・白浜合宿で先頭を切って砂浜を走る井岡（手前）

　プロボクシングＷＢＣ世界ミニマム級王者・井岡一翔（２２）＝井岡＝の初防衛戦の会場が関西エリアになることが２５日、分かった。当初は東京開催の方向で進められていたが、父でプロモーターの一法氏（４３）は「たくさんお客さんが入るところの方がいいでしょう」と、神戸ワールド記念ホールや大阪府立体育会館など１万人規模の会場で調整を進めていることを明かした。開催日は８月１０日が有力。

　この日はＶ１戦へ向け和歌山・白浜町でのキャンプを公開した。前日（２４日）からスタートした、自身８年連続となる恒例の白浜キャンプでは砂浜での１０キロ走。ゴルフ場の高低差の激しいコース４００メートル×１０本の走り込みなど、ハードトレで汗を流した。「ここに来ると試合が近いという感じがする」と一翔。世界戦ムードが高まってきた。

　◆土屋、猛トレに「泣きが入りました」　〇…キャンプには日本ライト級１２位でデビューから１０戦連続ＫＯ中の土屋修平（２４）＝角海老宝石＝も参加。初めて体験する砂浜トレには戸惑ったようで「きついですね。泣きが入りました」と苦笑い。それでも一翔の試合のセミファイナルを務めるホープは「お客さんを喜ばせる試合をしたい。ＫＯ？　狙わない選手はいないんじゃないですか」と意気込んでいた。