米国版はやぶさ 打ち上げ計画
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米国版はやぶさ 打ち上げ計画

5月26日 14時54分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

NASA=アメリカ航空宇宙局は、小惑星の物質を地球に持ち帰ることを目指し、無人の探査機を2016年に打ち上げると発表しました。去年、小惑星から微粒子を持ち帰るという世界初の快挙を成し遂げた日本の探査機「はやぶさ」に続く成果を目指します。

これは、NASAが25日、発表したもので、無人探査機「オシリス・レックス」を2016年に打ち上げ、4年かけて直径580メートルの小惑星に接近させるとしています。そのうえで、ロボットアームを伸ばして表面の物質を少なくとも50グラム採取し、2023年までに地球に帰還させる計画で、NASAは日本円でおよそ640億円を投入するとしています。オバマ大統領は、先に火星の有人探査に向けた足がかりとして小惑星に人を送り込むとする計画を発表していますが、「オシリス・レックス」は、その基礎になるものだとしています。小惑星の探査を巡っては、去年、日本の探査機「はやぶさ」が微粒子を地球に持ち帰るという世界初の快挙を成し遂げており、世界の宇宙開発をリードしてきたNASAが「はやぶさ」を高く評価し、今回の計画でそれに続く成果を目指すことになります。