2011年 5月 26日
中国四国地方梅雨入り
気象台は26日中国・四国地方が梅雨入りしたとみられると発表しました。平年に比べ中国地方は12日早く、四国地方は10日早い梅雨入りです。日本の南の海上にあった梅雨前線が徐々に近づき向こう一週間も気圧の谷や前線の影響で曇りや雨の日が多くなると予想されることから、気象台は中国・四国地方が梅雨入りしたとみられると発表しました。平年に比べ中国地方は12日、四国地方は10日早く、ともに去年より18日早い梅雨入りとなりました。気象台の最新の3カ月予報によりますと、今年の梅雨期間中の降水量は平年並みの日が多い予想だということです。

岡山市が逮捕監禁致死事件を検証へ
今年2月、岡山市で起きた逮捕監禁致死事件を受け、岡山市は早ければ来月初旬から有識者による審議会を開き市の対応について検証を始めることを明らかにしました。定例会見で高谷市長が明らかにしたものです。岡山市の児童相談所では、障害のある16歳の長女を監禁し死亡させたとして逮捕監禁致死の疑いで逮捕された母親からの相談を受けていたほか、長女が通う学校から数回に渡り虐待が疑われる報告を受けていましたが強制的な立ち入りや長女の一時保護などは行っていませんでした。審議会は、大学教授や医師など5人の有識者で構成され、児童相談所の対応が適切だったかどうかなどについて検証が行われるということです。審議会は早ければ来月初旬にも1回目の会合が開かれ3ヵ月から半年間かけて検証を行うことにしています。

談合容疑での建設会社社長ら逮捕
倉敷市が発注した下水道工事の入札で談合をしたとして倉敷市の建設会社社長ら2人が警察に逮捕されました。談合の疑いで逮捕されたのは倉敷市の榊原建設社長榊原修容疑者(47)と元営業部長の千田広行容疑者(56)の2人です。警察の調べによりますと2人は去年8月に行われた倉敷市発注の下水道工事の入札で参加業者と共謀し、事前に決めていた業者に3570万円で落札させた疑いです。市では落札額が予定価格の95%以上だった場合談合の疑いで調査することにしていますがこの工事では基準すれすれの94.8%で落札されていました。警察の取り調べに対し2人は容疑を否認しているということで警察では談合による不正な利益が暴力団に流れていた可能性もあると見て調べています。

林原関連の不動産管理会社が更生手続開始
岡山市にある林原グループの不動産管理会社が25日、東京地方裁判所に会社更生法の適用を申請し、更生手続きの開始決定を受けました。会社更生手続きの開始が決定したのは、林原グループの不動産管理会社、「太陽殖産」で、民間の調査会社、東京商工リサーチ岡山支店によりますと、負債総額は417億5千万円に上るということです。太陽殖産によりますと、すでに会社更生手続きを進めている、バイオ関連企業の林原などグループ3社と一体的に再建計画を立案するのが適切と判断し、会社更生手続きの開始を申し立てたということです。今後は管財人の管理の下、これまで通り事業を続け、債権総額が100万円以下の債権者については、確認が取れ次第、弁済する予定です。更生計画案の提出期間はグループ3社と同じ11月18日までとなっています。