『ニュースのフリマ！！』

　ＮＨＫがやらなかった大相撲五月技量審査場所のネット中継のアクセス数

　〇ニコニコ生放送　よりきり　日本相撲協会ホームページ●

　ニコニコ動画を運営するニワンゴの発表によると、ニコ動生放送「ニコニコ生放送」が１５日間行った場所中継は、合計１６０万アクセスだった。つまり、のべ１６０万人が見たことになる。１日平均にして約１０万人。初日は約１５万６０００アクセスあったと報じられていたから、連日１０万アクセス前後を維持していたようだ。
　日本相撲協会には電話で問い合わせた。
　こちらは４０万６０００。
　両者合わせて約２００万アクセス。いずれも同じ画像を使って、朝の序ノ口から午後６時の打ち出しまで中継した。テレビ視聴率にすれば微々たるパーセンテージだろう。
　ニコ生と協会の差は大きい。協会では「特別にコメントはしていない」（広報部）。ニワンゴの発表文を読んだ限りでは、ニコ動特有の、リアルタイムでのコメント書き込みが人気の一因だったように思える。
　千秋楽は「９万人近くの来場者から１６万件近くのコメントが書き込まれる大盛況」とあるように“ネット桟敷”で感想書きたい放題、人の意見も読めるという視聴環境が受けたのではないか。
　ＮＨＫが昔、衛星放送で昼からやっていた幕下以下の中継は、ガランとした薄暗い館内での取組をそのまま流すだけ（解説者はいるが）。これがニコ動中継になると「いい張り合いだった」「つっぱりがあまり効いてなかったな」といった取り口に対する批評だけでなく、行司についても「良い声だねｗ」と感想が寄せられたり、「呼び出しうまくなったなｗ」など、画面上に反応が次々と出てくる。
　中には「チケット当選したけどニコ生で見た方が楽しいな」。自作のデータを書き込んだり、まだ未定となっている名古屋場所以降についても「ニコニコでみんなと一緒に見たい」と盛り上がったという。
　白鵬が優勝を決めると「８８８８８８８８」と拍手。
　合言葉は「来場所もニコニコで会いましょう」だとか。
　どうする相撲協会、ＮＨＫ！？