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虚偽証言強要疑惑:弁護士「取り調べがおかしすぎる」

埼玉県警が公職選挙法違反事件で聴取した住民に虚偽の証言を強要していた疑いについて、資料を手に会見する白井正明弁護士=東京都千代田区の弁護士会館で2011年5月26日午前11時9分、森田剛史撮影
埼玉県警が公職選挙法違反事件で聴取した住民に虚偽の証言を強要していた疑いについて、資料を手に会見する白井正明弁護士=東京都千代田区の弁護士会館で2011年5月26日午前11時9分、森田剛史撮影

 埼玉県深谷市議の永田勝彦容疑者(67)が公職選挙法違反(供応買収)容疑で逮捕された事件に絡み、接待を受けたとされる住民らに県警が虚偽の証言を強要していた疑いが浮上した問題で、住民から相談を受けている白井正明弁護士は26日、東京都内で会見し、会合に出席した住民の一部は会費の預かり証を受け取っていることを明らかにした。これまでに住民24人から弁護の依頼を受けたといい「あまりに取り調べがおかしすぎる。(預かり証を受け取った人を含め)私が担当した人たちは皆、会費を払ったと言っている。今回も(鹿児島の選挙違反冤罪=えんざい=事件の)志布志事件と同じではないか」と話した。

 一方、埼玉県警捜査2課の川上博和次席は同日午前、庁舎内で報道陣の取材に応じ、「法と証拠に基づいて捜査している。取り調べは適正です。(住民の)証言の任意性、信用性は適正です」とコメントした。

毎日新聞 2011年5月26日 12時50分(最終更新 5月26日 13時27分)

 

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