ティラノサウルス復元骨格
恐竜の二大スター、ティラノサウルスとトリケラトプスをはじめ、人気の恐竜たちで最新の研究成果を紹介する「恐竜博2011」の前売り券を27日から発売します。
国立科学博物館監修のフィギュアが付く前売券もあります（ともに7月1日まで）。
2011/05/24
「恐竜博2011」前売券を27日から発売
2011/05/11
世界初、ティラノの「待ち伏せ姿」
(上)しゃがんだ姿で復元されたティラノサウルス「バッキー」
(下)2本の後ろあしとブーツ形の恥骨
(いずれも東京・国立科学博物館)
7月、「恐竜博2011」が東京・国立科学博物館で開催される。このほど、博覧会の目玉、「ティラノサウルス」の復元骨格の組み立て作業が関係者に公開された。
復元骨格は、四つの木箱に入れられてアメリカからやって来た。箱詰めを開け、まずチェーンでつるした骨盤に両あしをつなげる。この作業だけで1時間。その後、背骨、尾、首、肋骨、頭骨と続き、最後に前あしがつながった。3時間を超える大掛かりな作業だ。
全長10メートルもの「パズル」が完成し、現れたのは、体を低く敵を待ち伏せするかのようにしゃがんだ姿だ。ティラノサウルスというと、雄々しい立ち姿が定番だが、この姿で全身骨格が復元されたのは世界で初めて。最新のコンピューター解析の結果、2本の後ろあしとその間にあるブーツ形の恥骨で巨体を地面につけて安定させて座ることができたことがわかった。
本博を監修する真鍋真・同館研究主幹は「今まで見たことがない姿に�爐△譴叩��瓩隼廚辰討曚靴ぁ６瓩�でよく見ることができるので、ひとつひとつの骨の形の面白さにも注目してほしい」と話している。
本博ではトリケラトプスの新しい研究成果を反映した全身復元骨格も公開され、ティラノサウルスと向かい合う。恐竜界の2大スターの競演だ。
このティラノサウルス、愛称は発見者のカウボーイの名前にちなんで「バッキー」という。組み立ての最中に地震があったが、バッキーはびくともしなかった。スターの風格十分だ。
2011/03/23
「恐竜博2011」公式サイト、オープンしました！
「恐竜博2011」では、恐竜界の2大スター、ティラノサウルスとトリケラトプスが対決する姿を再現するほか、世界各国で発掘された化石など貴重な標本を、迫力ある映像とともに一挙に公開します。
少し前までは不可能と言われた恐竜の「色」までもわかるようになり、この数十年間の研究で恐竜のイメージは大きく変化しました。あなたが持っている恐竜の常識が、この展覧会でくつがえされるかもしれません。
これから夏の開催に向けて、最新情報を掲載していきますので、お楽しみに！