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[事件]ニュース
【高槻保険金殺人】殺害直前に計画固まる? 養母、連絡とらず
2011.5.26 14:04
大阪府高槻市の淀川堤防で昨年4月、宇野津由子さん=当時(36)=の遺体が見つかった事件で、養母の宇野ひとみ容疑者(36)=殺人容疑で逮捕=が、津由子さんの警戒心を解くため、犯行の約1週間前から津由子さんに直接連絡を取らなくなっていたことが26日、捜査関係者への取材で分かった。
津由子さんは身の危険を感じて事前に家を出ており、犯行直前にひとみ容疑者夫婦周辺で津由子さんと連絡を取っていたのは、ほぼ佐々木一幸容疑者(43)=同=だけになっていた。府警捜査1課は、この時期に具体的な殺害計画が固まった疑いがあるとみている。府警は同日、殺人容疑でひとみ容疑者を送検した。
捜査関係者によると、昨年4月初旬、ひとみ容疑者の夫=自殺、当時(39)=が知人の男(53)に、津由子さんを同月中旬に殺害するよう依頼。男は実行せず、津由子さんに知らせたため、津由子さんは実父宅に避難したが、同月28日に殺害された。
ひとみ容疑者は当初、津由子さんに電話をかけて戻ってくるよう説得したが、同月20日過ぎから殺害直前にかけて、佐々木容疑者だけが連絡を取るようになったという。
津由子さんはひとみ容疑者の説得に応じず、周囲に「ひとみ容疑者夫婦から狙われている」などともらしていた。一方、佐々木容疑者は津由子さんと親しかったといい、同課は、津由子さんと接触しやすい佐々木容疑者が実行役に選ばれたとみている。
また、ひとみ容疑者の夫は殺害の数日前から複数の知人に遺体の処理を依頼し始めており、同課は、事件の直前に詳細な殺害計画が決まったとみている。
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